令和2年度フォローアップⅡ研修  7/21.22開催

札幌にも夏がやってきました。今年は程よい気温で研修会場も過ごしやすいです。
今回もマスク着用・手指消毒・換気の徹底を行い2日間の研修を行いました。

一番初めにグループワークを行いました。テーマは「入社3か月の振り返り」です。①5月の研修のころと比べて変化したことや、入社し3か月経って成長したと思うこと、現在の自分の強み②自分が医療チームの一員だと感じた場面、エピソード③自己課題について事前課題があり、それぞれ意見を持ち寄ってグループワークを行いました。各グループにファシリテーター(各病棟の主任もしくは副師長)が入って、いろいろな角度から意見交換を行うことができました。たくさんの悩みや課題がありましたが、自分の成長やチームの一員であることも感じることができた場面もあったようでホッとしました。

次に医療安全についてです。前半は危険予知トレーニングを行いました。事例とイラストを見て危険因子を探し、事故防止策についてグループワークを通して考えました。みなさんが発表したことは看護師としての視点で考えられており、「なるほど~」と思うこともたくさんありました。実際の臨床の場でもぜひ実践してもらいたいものです。

後半はチーム対抗のゲームを行いました。紙をはさみで切り、のりを着けてたくさんの鎖を作るゲームです。このゲームを通じてコミュニケーションとチームワークの大切さや、役割を明確にすると作業効率が上がることを体験できたと思います。

次に放射線・MRIの検査についてです。放射線技師さんを招いてレントゲン・CT・MRI・RIなど当院の代表的な検査について講義を受けました。MRIの機械に電動ベッドが吸い込まれている(!?)画像も見せてもらい、改めてMRI室に入る時は貴金属の装着の有無を確認しようと心に誓いました。

次に夜勤の心構えです。夜勤の特徴や夜勤導入に向けてのスケジュール、夜勤の前・当日に確認することについて講義を受けました。「夜勤独り立ち=何でも一人でできる」ではないこと、チームワークが夜勤の要ということを学びました。やっぱりここでも報連相ですね。

次にメンタルヘルスです。少しずつできることが増えて、看護師としてそして職業人として自信が出て来る時期でもありますが、その反面責任も増えてきます。日々の学習や課題も増えて、睡眠時間や自分の時間が不足している時期じゃないでしょうか?講義を受けている間もウトウト…。食後の講義は眠たいよね。

次に心電図の講義と実際です。臨床検査技師さんを招いて座学のほかに、男女で別れて実際に12誘導心電図をお互いに撮り合いました。女性側は第4第5胸骨の場所を探すのに苦戦していましたね。でも臨床検査技師さんがやさしく手ほどきしてくれて、すぐに探すことができました。

次に急変時の対応です。手術室のベテランナースと副院長(麻酔科医)を招いてBLS・ACLSと気管内挿管の介助、救急カートの説明について講義を受けました。医療ドラマを見ていると必ずある急変シーンです。ドラマではイケメンドクターが登場しますが実際は…。昔イケメンだった、、、はず。

次に多重課題のグループワークです。研修担当看護師が作成した結構あるあるな内容の事例を基に、自分だったらどうするか話し合いました。何を優先するのか順位をつけるのにどのグループも苦戦していました。

次に褥瘡ケアです。当院には2名のWOCN(皮膚排泄ケア認定看護師)が在籍しています。今回は外来部門のWOCNを招いて褥瘡対策について講義を受けました。体位変換やおむつ交換の正しい方法から、日頃病棟で勤務していて困ったことや疑問に思ったことをWOCNに質問し、丁寧に解説してもらいました。

2日間お疲れさまでした。なかなか詰め込んだ研修で疲れたと思います。でも久々に同期と会えた皆さんはとても楽しそうでした。今回の研修で学んだことを明日から活かしてくれると幸いです。次は10月です。元気な姿で会いましょう!