令和3年度新採者技術研修  4/6・7開催

 昨年度から引き続き、新型コロナウィルスの影響で臨地実習が中止となり、臨床経験が少ないまま卒業を迎えてしまう新人看護師の現状があります。
 そのような環境で育った新人看護師のリアリティショック軽減し、業務がスムーズに行えるようにする目的のもと、令和3年度新人技術研修がスタートしました。

 今年度の新人研修は、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、マスク、ゴーグルの着用、換気、手指消毒などを徹底し、「密」を避けるために2グループに分けての研修となりました。
 少人数のグループごとに演習の指導を受けることで、より詳しく実践的な演習になりました。

 2日間にわたる研修では、皮膚排泄ケア認定看護師による「皮膚ケアについて」と口腔外科医師による「口腔ケアについて」の講義を受け、演習では「採血」「点滴・ミキシング」を実際に行いました。

講義・演習風景をご紹介します

1.皮膚ケア
実際のベッドを使用して安楽な体位変換の方法を学ぶとともに、患者役も体験します。皮膚ケアに対する知識や技術を体験しながら確認し、看護実践と結び付けていきます。

2.採血
採血の演習では、デモ手を用い手技の確認と練習を行ってから、いよいよ本番です。
採血をする方もされる方も緊張が高まる一瞬でした。採血は最初手技に集中してしまいがちです。「患者さんの顔色や体調の変化を確認しながら行いましょう」というアドバイスを受けたり、手が震えてしまう時には「手が震えると患者さんも不安ですよね」というような気づきがあったり、実体験から様々な学びがあります。

3.口腔ケア
講義では口腔ケアに対する必要な知識を学びました。演習では患者役をグループから1名選び、口腔ケアを受ける患者さんがどのような気持ちになるのか実感することが出来ました。

4.点滴・ミキシング
学生の時に演習で行っていた人もいましたが、コロナの影響で実習が中止となり、実際に臨床の場で見学することもできなかったという人が多かったです。みんな緊張した面持ちでしたが、本番のように優しく声をかけながら取り組むことができました。

最後に先輩たちからのあたたかい励まし、応援メッセージと一緒に!

今後はそれぞれの部署で新たなスタートになります。5月の研修ではまた同期みんな成長した姿で集合します!!
(研修担当:K)