各種検査についてのご案内
- 核医学検査
- CT 検査
- MRI 検査
- 骨密度検査
- 消化器内視鏡(上部・下部・ERCP・その他)
- 消化器バリウム(上部・下部)
- 気管支鏡
- 肺機能
- 血管造影(心臓・大動脈・末梢血管・冠状動脈・腹部)
- 超音波(心臓・腹部・その他)
- 経食道心エコー図検査
- 脈波伝播速度検査(PWV)
- ホルター心電図
- 24hr血圧計(ABPM)(保険外)
- マンモグラフィー
※原則として、当院にて診察を行った医師が検査項目を指示させていただきます。
ただし、検査項目・情報の内容によっては、紹介元医療機関の医師から、検査項目のご指示を頂いても結構です。
核医学検査
メーカー | GE |
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装置名 | Discovery NM/CT 670 Q.Suite Pro |
所要時間・検査内容
検査名 | 放射性医薬品 | 前処置 | 検査時間・備考 |
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骨シンチ | 99mTc-HMDP 99mTc-MDP | 撮影直前に排尿 | 注射後、3時間後に撮影(30分) |
骨シンチ(3フェーズ) | 注射時撮影(10分)、 3時間後に撮影(30分) |
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骨シンチ(SPECT) | 注射後、3時間後に撮影(30分) | ||
ガリウムシンチ(全身スキャン) | 67Ga | 撮影前日の夜に下剤服用 (下剤を処方して下さい) | 注射後、48時間後または 72時間後に撮影(60分) |
ガリウムシンチ(SPECT) | 撮影前1食止め | ||
安静心筋血流(MIBI) | 99mTc-MIBI | なし | 注射後、1時間後に撮影(30分) |
安静心筋血流(TF) | 99mTc-TF | なし | |
安静心筋血流(タリウム) | 201TlCl | 検査前1食止め | 30分 |
薬剤(運動)負荷心筋血流(TF) | 99mTc-TF | 検査前日8:00以降、 カフェイン摂取制限 (1回目の負荷検査終了後は カフェイン摂取制限なし) | 1回目の負荷検査(約90分) 3~4時間後に、2回目の 安静時検査(30分) |
薬剤(Ade)負荷心筋血流(TF) | |||
薬剤(Dob)負荷心筋血流(TF) | |||
薬剤(運動)負荷心筋血流(タリウム) | 201TlCl | 2回目の検査終了まで食止めおよび、 検査前日8:00以降、カフェイン制限 | 1回目の負荷検査(約90分) 4時間後に、2回目の安静時検査(30分) |
薬剤(Ade)負荷心筋血流(タリウム) | |||
薬剤(Dob)負荷心筋血流(タリウム) | |||
心筋脂肪酸代謝(BMIPP) | 123I-BMIPP | 検査前1食止め (※食事から3時間以上経過 している場合は、食止め不要) | 注射後、30分後に撮影 (15~20分) |
心筋交感神経(MIBG) | 123I-MIBG | なし | 1回目の撮影(60分)、4時間後に 2回目の撮影(60分) |
甲状腺シンチ(テクネチウム) | 99mTcO4- | なし | 30分 |
甲状腺シンチ(タリウム) | 201TlCl | 1回目の撮影(30分)、2時間後に 2回目の撮影(30分) |
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甲状腺シンチ(テクネチウム+タリウム) | 99mTcO4- 201TlCl | 1回目の撮影(30分)、2時間後に 2回目の撮影(45分) |
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副甲状腺シンチ(MIBI) | 99mTc-MIBI | なし | 1回目の撮影(30分)、2時間後に2回目の撮影(30分) |
肝胆道シンチ | 99mTc-PMT | 検査前1食止め | 1回目の撮影(60分)、食後に 2回目の撮影(10分)腸管への 排泄が見られない場合は、 24時間後に追加撮影(10分) |
肝予備能(GSA) | 99mTc-GSA | なし | 60分 |
肺血流シンチ | 99mTc-MAA | なし | 30分 |
腎動態シンチ(MAG3) | 99mTc-MAG3 | なし | 30分 |
利尿レノグラフィ(MAG3) | 99mTc-MAG4 | なし | 60分 |
副腎髄質シンチ(ミオI123-MIBG) | 123I-MIBG | なし | 注射後、6時間後に撮影(60分) 24時間後に撮影(約60分) |
消化管出血シンチ | 99mTc-RBC | 1回目の検査前1食止め | 1回目の撮影(60分)、3時間後・ 5時間後・24時間後に撮影(10分) |
メッケル憩室シンチ | 99mTcO4- | 1回目の検査前1食止め | 1回目の撮影(60分)、3時間後・ 5時間後に撮影(10分) |
異所性胃粘膜シンチ | |||
骨髄シンチ(塩化インジウム) | 111InCl | なし | 注射後、48時間後に撮影(60分) |
唾液腺シンチ(動態) | 99mTcO4- | 検査前1食止め | 60分 |
唾液腺シンチ(腫瘍) |
簡単な説明
SPECT-CT装置は、SPECT(核医学)画像とX線CT画像を同じ位置で検査できることで、SPECT画像を正確に補正し作成する事ができ、さらに位置ずれすることなくSPECT画像とCT画像を融合すことができます。これにより、通常のSPECT画像に比べ、大きく有用な診断画像を提供できます。
心筋SPECT+冠動脈CT Fusion画像
骨シンチ+CT fusion画像
CT 検査
メーカー | PHILIPS社(オランダ) |
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装置名 | 左:iCT-DS / 右:IncisiveCT |
所要時間・検査内容
基本は寝台の上に仰向けになった姿勢で行います。装置の中心に空いている開口部からベッドを移動させながらエックス線を照射して撮影を行います。検査時間は5~10分程度となります。造影剤を使用する場合は5分程度検査時間が延びます。
簡単な説明
CT装置は2021年に更新となり、様々なニーズに対応可能な最新鋭CT装置2台で検査を行っています。新装置に更新したことで少ない被ばく線量で高精度な検査が可能となりました。低管電圧で撮影することでコントラスト向上を図り、造影剤の使用量を減らして検査することも可能です。腎機能に不安がある患者様に有用な検査方法です。
120kVp 腹部造影CT
100kVp 腹部造影CT
術前3D(大腸)
大動脈3D
整形 MPR
整形 3D
注意事項
- 検査部位によっては、ネックレス等の貴金属類が検査の妨げとなりますので、検査前に取り外すこと、検査着に着替えていただくことがあります。
- 検査内容によっては、食事の制限が必要となる場合があります。事前の説明でよく確認するようにしてください。
- CT検査は放射線被ばくを伴いますが、CT装置の発達により被ばく量は十分に小さくなっていますので安心して検査を受けていただけます。ただし妊婦や小児は、成人よりも放射線の影響を受けやすいので主治医と検査についてよくご相談ください。
- 正確な診断を行うために造影剤を使用することがあります。造影剤の副作用は3%くらいの頻度で認められます。次のような既往歴がある方は、造影剤副作用が通常よりも起こる頻度が高い事がわかっております。必ず主治医および問診の際に申告してください。
①今までに造影剤による副作用を起こしたことのある方
②喘息およびアレルギー性疾患をお持ちの方
③心臓の病気、腎臓の病気、糖尿病、甲状腺の病気をお持ちの方
MRI 検査
メーカー | PHILIPS社(オランダ) |
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装置名 | Ingenia 3.0T |
所要時間・検査内容
寝台に寝ていただき、トンネル状になっている装置の中で検査を行います。検査中は装置から大きな音が発生します。検査時間は、20~60分と検査内容により異なりますが、ほとんどの検査は30分以内で終わります。必要に応じて造影剤を使用することもあります。
簡単な説明
MRI検査はX線を利用していないため被ばくの全くない検査です。その代わり、強い磁場が発生するため禁忌の患者さんがいます。MRI検査は、任意の断層画像を得ることができ、T1強調画像、T2強調画像、拡散強調画像、脂肪抑制画像、水抑制画像、磁化率強調画像などの多くの撮像法があります。これらの撮像法を使い、全身の様々な病巣を発見します。当院のMRIは、最新鋭のハードとアプリケーションにより高画質で短時間の検査が可能で、当院の検査だけでなく大学や近隣病院など当院の連携病院からの要望にも応えております。また、トンネル開口部が通常の装置よりも10cm広いことから圧迫感が少ない検査が可能です。
頭部撮影
顎関節撮影
膝関節撮影
腹部胆管撮影
非造影胸部大血管撮影
非造影冠動脈撮影
MRI検査を受けるときの注意
MRI室は強い磁場と電波を使用する特殊な検査室となっているため、金属類の持ち込みができません。また、体内に金属がある方はMRI検査に対応しているか調べる必要があるため必ず事前に医師にお申し出下さい。
- 以下に該当する方は検査を受けることができません。(MRI対応医療器具を除く) 人工内耳/神経刺激装置/けがや事故による体内金属片/心臓ペースメーカー/脳血管クリップ/水頭症用シャントシステム/内視鏡止血クリップ 等が体内に入っている方
- 以下に該当するような体外装着品は体から外し、検査を受けて頂きます。 入れ歯/補聴器/防寒着/貼り薬/ヘアピン・ウィッグ/ホッカイロ/増毛パウダー/貴金属・装飾品/ネイルアート など
骨密度検査
メーカー | HOLOGIC社 |
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装置名 | Discavery Ci |
所要時間・検査内容
測定部位も複数箇所あり、前腕部・股関節部・腰椎があります。検査目的により測定箇所が異なります。所要時間は15分程度です。
簡単な説明
X線骨密度装置は骨粗鬆症の診断に必要な重要な装置です。骨粗鬆症とは骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。日本には約1000万人以上の患者がいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。当院ではDXA法:Dual Energy X-ray Absorptiometry法で検査しており正確さ・簡便さで多くの病院で行われている検査です。
注意事項
検査を行う体位として、股関節・腰椎の検査は寝台の上で仰向けに寝て検査を行います。従って検査台の上で仰臥位になれない方は股関節・腰椎の測定をすることができません。また検査部位に手術歴がある方や骨折などして金属の固定装具が体内に挿入されている方は正確な検査結果とならない場合があります。