JR札幌病院
〒060-0033 札幌市中央区北3条東1丁目
紹介患者さん用FAX
011-208-7170

歯科口腔外科

お知らせ

歯科口腔外科 外来担当医表
午前中

小林
北川
阿部

小林
北川
阿部

小林
北川
阿部

小林
北川
阿部

小林
北川
阿部

休診

午後

北川

手術

北川

手術

北川

手術

北川

手術

北川

手術

休診

※診療は、予約制です。

休診・代診のお知らせ

現在休診予定はありません。

特徴・特色

当科では口腔外科・口腔内科的疾患の治療ならびに有病者を対象とした一般歯科治療を行っております。総合病院ならではの、多数の疾患を持った患者さんをはじめ、当科を受診された患者さんのより良い口腔環境を維持していくため、患者さんの求めているものに耳を傾け、また、ご紹介頂いた先生のご意向に沿う治療を心がけております。また、手術までの待期期間を可能な限り短くしたいと考えており、初診から手術まで1か月以上お待たせすることがないよう、手術の枠を多く確保しております

口腔外科的疾患

口腔顎顔面外傷、顎口腔領域の腫瘍や嚢胞、埋伏智歯等の抜歯、歯の移植・再植、インプラント、顎関節症などの診断・治療を行っております。特に当科では歯の移植・再植を積極的に行っており、通常であればブリッジや義歯になってしまう症例についても、この手術を行うことによりご自身の歯でのかみ合わせの回復が可能ですのでお勧めしております。

手術の管理方法に関しましては全身麻酔、静脈麻酔、局所麻酔を選択できます。

口腔内科的疾患

口腔乾燥症、口腔粘膜疾患、唾液腺疾患、味覚異常、口臭等の診断・治療を行っております.

高齢者・要介護者・有病者の歯科治療、口腔ケアの指導

近年、高齢者、要介護者、有病者の健康問題の中で、食べることの重要性、ひいては老人の痴呆と咀嚼(かむこと)の関係がクローズアップされてきており、これらの患者さんの歯科治療、口腔ケアの必要性が高まってきています。従来、外来中心であった歯科治療も、全身疾患を持った患者さんを入院管理下で、他科との協力により歯科治療を行うケースも増加してきており、当科もこのようなケースを多く扱っております。

一般歯科

一般の歯科医院では治療が難しい持病をお持ちの方を中心に虫歯や歯周疾患の治療も行っております。一般の歯科医院で対応可能な患者様につきましてはかかりつけの歯科医院での治療を勧めさせて頂いております。

検査依頼

地域医療の二次的機関としての機能を発揮すべく、各疾患の治療のみならずCT,MRl,USG等の検査依頼も受けております。

静脈麻酔(静脈内鎮静法)について

当科では通常全身麻酔下で行うような手術に対しても、可能であれば静脈麻酔(静脈内鎮静法)を用いています。その理由は、入院期間が短く、仕事や学校など日常生活への影響が少ないこと、経済的負担が軽減されること、また全身麻酔に比較して、精神的・肉体的な負担が軽いことなどが挙げられます。

年間症例数は600例程度です。親知らずなどの抜歯、困難な抜歯、歯の移植や再植、嚢胞(のうほう)や腫瘍の摘出など、口腔外科の治療で通常より少し大変な治療を受ける方に最適です。また、歯科治療に対して恐怖心や不安がある方、吐き気を催す方、緊張で血圧が上がりやすい方などにも効果があります。

腕の静脈に点滴路を確保し、鎮静剤を少しずつ投与します。緊張感や不安感がほぐれて徐々に眠くなりますが、話しかけると会話できる程度の眠さです。リラックスした状態になってから、局所麻酔注射を行い、治療を開始します。そのため、血圧や脈拍数は通常より安定した状態で推移します。また、治療途中に会話はできるものの、会話や治療した内容をあまり覚えていないことがほとんどです。これを健忘効果と呼んでおり、多くの方が『治療のことをあまり覚えていない。治療のことを意識せず、楽にできた』と感想をおっしゃっています。

全身麻酔ではありませんが、これに準じた管理方法となりますので、術前に詳細な問診や検査(血液検査、心電図など)が必要です。また術中は血圧や脈拍数、パルスオキシメーターによる経皮的酸素飽和度、心電図などのモニターで監視しています。高齢者や有病者では酸素投与を行うこともあります。鎮静剤の効果がしばらく残りますので、術後は病棟のベッドでゆっくり休んでいただきます。

原則は1泊入院ですが、場合によっては日帰りでの手術も可能です。

実績

院外紹介患者(重複含む)

依頼内容・診断名2018年
智歯埋伏、歯冠周囲炎544
根尖性歯周炎、歯根破折297
MRI、CT検査依頼280
齲蝕213
辺縁性歯周炎、エプーリス140
粘膜疾患137
炎症(MRONJ含む)111
良性腫瘍・腫瘍類似疾患79
顎関節疾患62
摂食嚥下障害49
骨折・外傷44
軟組織腫瘍・嚢胞34
唾液腺疾患(唾石、炎症等)31
歯科心身症18
知覚過敏16
骨隆起、顎堤異常15
睡眠時無呼吸症候群12
インプラント関連9
舌痛症9
義歯・補綴8
顎変形症6
悪性腫瘍6
アレルギー4
味覚異常1
異常なし29
その他57

手術症例内訳<全身麻酔症例>(重複含む)

手術内容2018年
智歯抜歯26
良性腫瘍・嚢胞の摘出、開窓24
プレート除去5
顎堤形成、骨隆起切除4
外科矯正4
歯根端切除4
移植・再植4
悪性腫瘍関連3
外科的消炎、腐骨除去2
保存処置(充填)2
骨移植1
骨折観血的整復固定1
唾液腺関連1
茎状突起切除1

手術症例内訳<静脈麻酔・静脈内鎮静法症例>(重複含む)

手術内容2018年
智歯抜歯405
智歯以外の抜歯173
歯根嚢胞摘出106
歯根端切除88
外科的消炎、腐骨除去23
顎骨腫瘍・嚢胞の摘出、開窓21
歯の移植32
歯の再植14
軟組織腫瘍摘出12
顎堤形成、骨隆起切除9
唾石摘出3
インプラント除去3
プレート除去2
唾石摘出3

手術症例内訳<局所麻酔症例>(重複含む)

手術内容2018年
智歯抜歯168
智歯以外の抜歯72
歯根嚢胞摘出39
軟組織腫瘍摘出34
歯根端切除20
生検13
歯の再植9
歯の移植9
インプラント関連2
抜歯窩再掻爬2
顎堤形成・骨隆起切除1
外科的消炎、腐骨除去1
プレート・スクリュー除去1
歯周外科1
洞口腔瘻閉鎖1

局所麻酔症例は高侵襲の症例のみカウント