JR札幌病院
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皮膚科

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皮膚科 外来担当医表
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休診

※午後の診療は、予約患者及び紹介状持参以外の患者様は受付しておりません。
※診療は予約患者様が優先となります。新患・予約外の方は時間を要しますのでご了承ください。
※平日午後は、予約患者様のみの診療となります。
※金曜日午後は、レーザー専門外来(予約制)となります。

 

 

休診・代診のお知らせ

休診予定

医師名休診予定
伊藤 圭03月22日(終日)04月05日(終日)04月19日(終日)04月17日(終日)

特徴・特色

当科では、日本皮膚科学会の治療ガイドライン、およびEBM(医療において科学的根拠に基づいて診療方法を選択し治療を推進すること)に基づいた治療を行っており、不適切な治療によって患者様が不利益を被らないように常日頃より考慮しております。数千、主だったものでも500以上ある皮膚疾患の中で、そのいくつかを当科での診療状況をあわせご紹介します。
〈アトピー性皮膚炎〉は、乳幼児から大学生までの10%前後の方が罹患されている非常に多い疾患であり、成人以降も症状が続く方もおります。患者様の症状は一人一人大きく異なるため、治療も年齢や症状にあわせ選択していく必要があります。そのため、症状を悪化させないための日常生活上の注意点を探り、対処法、治療法の指導を行うことに努めております。最近では俗に「アトピービジネス」といわれる科学的根拠の無い不適切かつ高額な方法により悪化を招いている患者様、処方を受けた外用剤の使用法(1回の使用量など)が不十分で改善がみられず来院されることも稀ならず見受けられます。そのため、外来通院で日常生活の指導も含めた治療が十分に行えない場合は、2週間を目途とした短期間の「アトピー教育入院」システムを通じて、患者様のQOLの向上に少しでもお力になれるように、医師・看護師が連携して診療にあたっております。
〈乾癬〉は大きく5型に分けられる炎症性角化性疾患ですが、外来での通院治療だけではなく重症度に応じ入院治療も積極的に行っております。入院することにより外用指導とともに紫外線治療も毎日行うことが可能になり、8割以上の患者様が平均1か月間で良好なコントロールを得ることが可能です。
なお、紫外線治療には全身型のナローバンドUVBおよびPUVAバスの照射設備を備えており、乾癬にとどまらず類乾癬菌状息肉症掌蹠膿疱症尋常性白斑アトピー性皮膚炎など多くの皮膚疾患に治療効果を上げております。また、既存の治療に抵抗性である乾癬に対して、2010年1月から生物学的製剤(TNFα阻害剤)が認可されました。現在は日本皮膚科学会から承認を受けた施設でのみの使用となっておりますが、当院は使用承認施設となっております(2011年4月現在、道内20施設のみ)。また、2011年3月に認可された生物学的製剤(IL-12/23 選択的阻害剤)もいち早く導入し、1~2泊の短期入院や日帰り治療も行っておりますので、まずは受診のうえ医師にご相談ください。
〈ざ瘡(にきび)〉に対しては、既存の抗生剤(外用・内服)治療に加え、炎症性ニキビだけではなく発症の予防にも効果があるアダパレン外用も併せて診療にあたっています。また、下記〈美容面〉内にも記載しておりますビタミンC誘導体高配合ローション(自由診療:保険外診療)は、皮脂分泌抑制・抗酸化作用によりニキビの改善、真皮コラーゲン合成促進効果によりニキビ痕を改善することが期待でき、抗生剤・アダパレンとの併用療法も行っております。
〈腫瘍性疾患〉に対しては、日帰り手術(術式や腫瘍の大きさによって短期入院)も盛んに行っております。病理組織学的診断のご報告、ケロイドなどにならないような創傷の管理も併せて行っております。
CO2レーザーによる切除(良性疾患、年齢性のいぼなど)も行っておりますので、患者様のご希望に応じた治療法をご提供いたします。
〈陥入爪(巻き爪)〉に対しては、手術療法(フェノール法)のみならず、保存的な爪矯正術(ワイヤー法)も行っております。〈壮年性(男性型)脱毛症(AGA)〉に対してはフィナステリド内服(自由診療:保険外診療)処方も行っておりますので、受診のうえ医師にご相談ください。
〈多汗症(手のひら、足のうら、わきなど)〉には、塩化アルミニウム外用(院内製剤)の処方を行っております。また、手掌、足底の多汗症に対して有効性が高いイオントフォレーシス(保険診療)も外来処置室に機器を備えており、外用療法と併せて行うこともあります。
〈美容面〉では、ビタミンC誘導体高配合ローション(しみ・くすみ・にきび・しわ・たるみ)、ハイドロキノンクリーム(しみ・色素沈着)、トレチノインクリーム(しみ・しわ)を導入(いずれも自由診療:保険外診療)し、総合的に皮膚の健康を考えた診療を行っております。そのほか、〈ピアス穴あけ〉も自由診療にて行っておりますので、医師にご相談ください。
そのほか、急性期の治療が重要となる水ぼうそうウイルス再活性化による〈帯状疱疹〉や細菌感染症である〈蜂窩織炎〉に対しては、安静が必要となる場合もあり、外来通院治療だけではなく短期入院治療も行っております。また、同じく急性期の的確な診断、治療が必要となる〈薬疹〉に対しては、治療だけではなく採血検査やパッチテストなどによる原因検索も行っております。

診療内容の概要

JR札幌病院皮膚科では、かぶれ、湿疹、蕁麻疹、水虫、いぼなどの一般的な疾患から、アトピー性皮膚炎、乾癬などの慢性炎症性疾患、粉瘤などの腫瘍の手術、さらに、天疱瘡、膠原病などのいわゆる難病までにわたる多くの皮膚疾患に対しての診断、専門的治療を行っています。

外来体制について

※診療は予約患者様が優先となります。新患・予約外の方は時間を要しますのでご了承下さい。

※土曜日は予約制へ変更となります。

※平日午後および土曜日は、予約患者様のみの診療となります。

※金曜日午後は、レーザー専門外来(予約制)

実績

当科の主な疾病(入院治療)

 平成29年度(2017)平成30年度(2018)令和1年度(2019)令和2年度(2020)令和3年度(2021)令和4年度(2022)
帯状疱疹23件25件55件29件14件7件
蜂窩織炎26件18件31件21件11件17件
脱毛症40件31件41件32件21件19件
アトピー性皮膚炎11件6件7件4件2件7件
薬疹15件6件10件1件3件6件
尋常性乾癬26件37件29件13件15件6件
陥入爪7件14件9件0件0件0件

当科の外来(日帰り)手術および入院手術件数

 平成29年度(2017)平成30年度(2018)令和1年度(2019)令和2年度(2020)令和3年度(2021)令和4年度(2022)
皮膚、皮下腫瘍摘出術 等248件148件109件81件49件22件
陥入爪手術25件31件22件7件2件15件